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ぱすてぃ

Author:ぱすてぃ
百合が好きでポケモンを好む、文章を書く人です。
好みのゲームは任天堂系/テイルズはじめRPG全般/デモンズ・ダークソウルなど。
百合は小説漫画といろいろ。百合文も書きたいです。

【ドラクエ10】
ぱすてぃ [MY795-653]

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ポケットパスタ・ゲーム記
ゲームのプレイ日記を書きたい分だけ書くブログです。3DS「RPGツクールフェス」で『かけらのメガルエ』を第1回コンテストに投稿中。
第十三話「もうひとつの、もうひとつ」
 『魔法少女リリカルなのは MOVIE 1st THE COMICS』一巻を買ってきました。
 でもって読みました。感想、行ってみましょうか。いちおう、内容のネタバレにはなると思いますのでご注意ください。


魔法少女リリカルなのはMOVIE1st THE COMICS (ノーラコミックス)
都築 真紀 長谷川 光司
4056070717



 ……森絵都→安部公房→なのは   うむ素晴らしい流れです。


 ええ、文学作品だけとか小説だけとかそんなことは無いのがここの感想です。そういうことにしました。今回はマンガです。そしてなのはです。ぶ、文章模写もがんばりますよっ! きっと!
 サイト直打ちの先代ゲーム記ではあんましマンガの感想って書かなかった気がします。どんな感じになりますかね? 

◆『魔法少女リリカルなのは MOVIE 1st THE COMICS』(1) (長谷川光司/都築真紀・学研)

○ざっとはじめに
 ……メガミマガジンで連載されている、去年公開されたなのは劇場版のコミカライズ作品です。脚本担当はアニメはじめ“なのは”の全ての物語を担当している都築氏で、作画はこれまでのなのは漫画を手がけてきた長谷川氏という定番安心のコンビ。
 私はメガマガを一部購読していたので、初めと最後くらいの話は既読です。

○劇場版との相違点について
・この作品は劇場版コミカライズですが、なのはとフェイトの出会い→決戦直前までの物語をばっさりダイジェストで終わらせ、それ以前のエピソードや最終決戦に重きを置いた作りになってます。
・事件前のエピソードで印象的なものとして、冒頭すぐになのはが将来への不安を感じていることが明らかにされ、海鳴市の海浜で言い知れない胸の寂しさを抑えきれずに泣き叫ぶシーンがあります。
:その涙ながらの叫びは見開き1ページを使われており、本編アニメ全編において、なのははここまで直接的な悲しみを訴えたことは無かったように思えます。この時から既に、漫画版がなのは無印のさらなる新しい形であるということが示されているのかもしれません。
・ここが一番重要なのですが、劇場版(TV版も)であったプレシアの庭園での決戦に、なんとなのは達が参加しません。要因は二つあり、一つはなのはとフェイトの(劇場版では)決戦の時に、プレシアが次元魔法で二人に大ダメージを与え戦闘不能にしてしまうということ。もう一つはアースラスタッフだけが庭園に侵入を果たし、劇場版よりもプレシア側の状況が逼迫していたためか、プレシアは時元震を発生させて自ら虚数空間に飲み込まれてしまうということ。
・ということはつまり、庭園でのバトルによって発生するフェイトの復活→なのはとの和解が無いということ。二人の間には「なんの関係も生まれないまま」(本文より)事件が終息に向かい、なのはは無力感に打ちひしがれることとなります。
:この枕を濡らすなのはのシーンは、なんだか胸に迫るものがありました。劇場版やTV版では庭園の戦いで自分のそれまでの行為を肯定されます。それは、なのはが抱えていた“自分の為すべきことが分からない”という悩みへのその時の答えである、“魔法の修練を積み、目の前の事件に向かい合って、フェイトという少女を救う”ことが、結果をもって承認されることと言えます。
:この漫画では、その最終決戦がなのはに全く与えられませんでした。それまで必死に自分の気持ちを確かなものへと変えていき、そのために自分の力を高めていた彼女の想いの行き場が無くなってしまったなのはの辛さが、「誰のことも 助けてあげられなかったね」という言葉に集約されているように思えます。
:なまじ漫画版は、冒頭に自分の想いの方向を決められずに泣いてしまうなのはが描かれているので、その絶望感がかなり深く感じられる作りになっていると思います。

○描写関係について
・StS以降の世界観をフィードバックした「MOVIE 1st」。都築氏と長谷川氏の連係により、漫画版も時空管理局関連の施設をはじめとした舞台設定の細密化がなされています。
:冒頭のユーノの渡航手続きシーンなんかはエピソード自体がオリジナルですね。TV版の状態ではユーノがこうした管理局施設を通っていることって微妙に想像しづらいところがあったと思います。
:相変わらずなのはやフェイトの顔にかかる影(トーン?)の深さと黒さがステキです。飛んできた野球ボールを片手で受け止めるとことかちょっと別の漫画です。
:その、“死角から飛んできた野球のボールに反応し、掌で受ける”シーンは、なのはの「なのはさん」らしさが一番出ていたシーンですよね。ここの「天性の空間把握能力」のくだりも、細かい能力の描写として、漫画版なのはならではだと思います。フェイトのショック打撃への反応に活かされましたが、今後アクセルシューターの制御能力とかにも活用されていく感じですかね、この力は。 
:戦闘はいろいろ盛りだくさん。一つ挙げると、初手でなのはのガードを抜いたフェイトの至近距離ランサーが通った瞬間、なのはの体が「ビクンッ」ってなってるのがツボです。ちょっとした電撃の描写なんですが、こういうところでダメージをシビアに扱うのはなのはにとっては大事なことに思えます。

○今後の展開について
・一巻では模擬戦という形で本当の決着を付けることになったなのはとフェイトの激闘の序盤で幕引きになっています。二巻ではこれをきっちり描いた後、劇場版とは違う終わり方が待っているんだと思います。
・都築氏は最初、劇場版のラストをTV版から違う形にしようと思っていたというインタビューをどこかで見ました。漫画版は、お互いが「なまえをよぶ」展開を、その初期構想の形で出してくるものと予想できます。
:これはかなり大きなことじゃないかと思ってます。TV版全編中でもおそらく最大クラスの名シーンは、劇場版でもほぼ変わることがありませんでした。それによってあのシーンは、本来ならば不変でなくてはならないほどに、ファン側の中では定着しきることになりました。そこに新たな風を呼び込むということはかなりの挑戦だと思います。
:ですが心配はしていません。アニメでの決戦の欠損によって、二人の戦いが互いの理解の機会に生まれ変わるという現展開には既に面白さを感じていますから、このままの流れなら間違いなく新たな感動が待っていると私は思っております。
:恐らく戦いの決め手になるであろうスターライトブレイカーも、よりその意味が深まるのかもしれません。アニメでは“なのはが自分の思いを叩き付ける”ものであったSLBが、もっと直接的に二人の理解に繋がる一撃になる気がします。長谷川氏による描写にも期待がかかります。

○まとめ?
 ……この漫画は、劇場版を未見の方にはオススメできません。なぜならそれは、劇場版を見ているからこそニヤリとできたり、深く感じ取れる部分があまりに多いというか、ほとんどそれを目的にして描かれているからです。つまり未見の方は今すぐ「早くBD出てくれ!」と叫ぶ作業に入るべきということですね。
 漫画までなのはを追う人をターゲットにしていることを考えると、この「もうひとつのパラレル」的構成はとても正しいと思います。たかが漫画版と思ってかかると、思わぬ「新しいなのは」に面食らうのではないでしょうか。
 あと、結構泣けます。もちろん劇場版まで見てるファンであることが前提ですが、特に「リニスの手記」「泣き崩れる事件後のなのは」「模擬戦で主の想いを受け止めるレイジングハート」あたりは結構涙腺あぶなかったです。私のように電車の中で読むと思い切り泣けないので、おうちでじっくり読まれるのがいいのかもしれません。

 前述したとおり、私はメガマガでこの作品を断片的に読んでいました。ですが、その時はなんだか描写の詳しさだけに目がいってしまい、「感動」を覚えることがあまり無かった感覚を覚えています。
 ですが今回最初から通して読んでみると、同じシーンでも感じることが違いました。おそらくはこの漫画が一巻という単位で纏められたとき、物語の流れというものが生まれる緻密な構成になっているのではないでしょうか。

 ぶっちゃけ買ったときは感想書くつもりなど毛頭無かったのですが、読んでみたらヘタすると今まで読んだ漫画の中でも一番感動した(漫画には疎い人間ですが)かもしれないというほどの感銘を受けたので、つい文を伸ばしてしまいました。これでもフェイト側の話とか、言い切れてない部分はまだあります。
 「もうひとつの無印なのはの、もうひとつの形」。この漫画は確実に、それを請け負っています。次巻で終わりだと思いますが、メガマガで先読みはせずにコミックス発売後で一気に読みたい気がします。


 ……ふむ、文章模写のつもりが(ry
 しかし、余計に劇場版BDが早く欲しくなりました。未だ音沙汰ないですが、発売日だけでも知りたいところです。

 それでは、今日はこのへんで。そういやForceが「新展開」らしいですが、まさかの……だったりするんですかね?

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テーマ:魔法少女リリカルなのはStrikerS - ジャンル:アニメ・コミック

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